中級者編
~中級者編~
- 駒得をしよう
対局時はお互いに20枚の駒を使って相手玉を詰ますわけだが、一歩取るだけで、その戦力は21枚対19枚となり、
その差は1ではなく2になるのです。たかが1歩と思われがちだが、上級者ほど駒を大事に扱い、駒の価値を見極め戦力差を広げていきます。
駒の価値を順に並べると、王、飛、角、金、銀、桂、香となります。成り金では、と金、成香、成桂、成銀、成金となります。
相手に渡す際は、金より歩を渡したほうが都合がいいので、覚えておきましょう。
ただし終盤は駒得より何よりもスピードが大事ということをお忘れないように
- 駒の手筋を覚えよう
歩は弱い駒だけに、たくさんの手筋が存在します。歩は数が多いだけに軽く思えられがちですが、歩で勝負がきまるときが一番多いです。
継歩からの垂れ歩、底歩、焦点の歩、ダンスの歩等、歩だけで相手の陣形を崩したり、拠点を作ったり、速度を遅めたり、
歩の手筋をマスターすると少ない手駒で局面を優位に保てます。
歩の使い方の上手下手で、その人の力がわかります。歩を上手につかいこなす人が、優れた実力者であり、高段者です。
- 対局後は感想戦を・・・
対局後はこちらから感想戦しませんかと尋ねてみましよう。
負け対局後はしょんぼり落ち込み次の対局に行きがちだが、冷静に分析しどの指し手が悪手だったのか検討してみましよう。
その悪手に対して、正解手はなにか、対局者の読みはどうだったのか、貴重な意見を聞き入れ、
似たような局面になった時に同じ過ちをしないようにしっかり対策しておきましょう。
積極的にコミュニケーションをとることは、同棋力の方と親しくなるチャンスです。
仲良くなるとサークルや大会に誘われたり将棋の楽しさが広がります。
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